木星の見方|方角・時間と縞・衛星
太陽系最大の惑星「木星」は、夜空で金星の次に明るい星。都市部でも肉眼ではっきり見え、小さな望遠鏡でも縞模様と4つの衛星が楽しめる、初心者にいちばんおすすめの惑星です。いつ・どの方角に見えるのか、探し方と望遠鏡での見どころをやさしく解説します。
木星は太陽系でもっとも大きな惑星で、直径は地球の約11倍、ガスでできた巨大な星です。地球の外側を約12年かけて太陽のまわりを一周します。夜空での明るさはマイナス2等級前後と、金星に次いで明るいため、都市部でもすぐ見つけられます。
星のようにまたたかず、白く落ち着いて光っているのが惑星の特徴。とくに木星は明るく目立つので、「あの明るい星は何?」の答えが木星であることはとても多いです。
木星は地球の外側を回るため、金星のように夕方・明け方の低空に限られず、夜半を通して南の空を中心に高く昇ります。見える方角や時間帯は時期によって変わりますが、見頃の時期なら日が暮れたころに東〜南東から昇り、真夜中に南の空で高くなります。
木星は1年で星座を約1つ分移動するため、見える方角は月単位で変わります。観察したい日の正確な位置は、星座アプリや国立天文台の「ほしぞら情報」などのこよみで確認しましょう。
外側の惑星には、地球から見て太陽と正反対の位置に来る「衝(しょう)」という見頃があります。衝のころは、太陽が沈むと入れ替わりに東から昇り、一晩中見えて、もっとも明るく大きく観察できます。
木星の衝はおよそ13か月ごとに巡ってきます。衝の前後数か月は条件がよく、惑星観察のベストシーズン。望遠鏡で縞模様を見るなら、この時期を狙うのがおすすめです。
この4つの衛星は、1610年にガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で発見しました。地球以外の天体を回る衛星の発見は、地動説を後押しする大きな証拠になりました。